ビールの効用(1)
酒は百薬の長と言われますが、ビールも例外ではありません。適度に飲むビールは様々な効果をもたらしてくれます。
まず、ビールにふくまれるアルコールは胃から腸へと慣れやすいため、スムーズに吸収されます。適度にアルコールが吸収されると、血液の循環はよくなり、胆汁の分泌は促進されます。また、ビールに含まれる炭酸ガスが胃によい刺激を与えるため、胃の働きを活発にします。
また、ホップの持つ苦みが消化を助け、食欲を増進する効果があります。夏場などは体力の消耗が激しいため、特にたくさん食べて体力をつけなければならないのですが、食欲がわかずに夏バテを起こすこともよくあります。そのような時にはビールを飲んで食欲を刺激し、栄養たっぷりの食事をとるのがよいでしょう。夏にビールがおいしいと感じることは、実は理にかなった生体反応と捉えることもできます。
利尿作用があることでも知られています。ビールいを飲むことによっておしっこが近くなるというのは多くの人が経験済みでしょう。尿というのは体内の不純物を体外に排出する働きがあるため、これも効用に数えられます。
これらの効果は昔から知られており、明治初期の日本ではビールが薬として売られている薬屋もあったほどでした。
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