お酒に強い人と弱い人(1)
世界の人種を大別すると、モンゴロイド、ネグロイド、コーカソイドに別れ、日本人はモンゴロイドに含まれます。これらのほとんどの人はアルコールを分解できますが、モンゴロイドの中には、アルコールを摂取してもあまり分解できないか、全く分解できない人がいます。このような人は日本では下戸と呼ばれますが、日本、韓国、中国に多いと言われています。
これは、中国で2万年ほど前に、アルコールが代謝した結果生まれるアセトアルデヒドを分解する仕組みがちゃんとそなわっていない人が遺伝子の突然変異によって生まれ、この遺伝子が受けるがれていったと言われています。
日本においては弥生時代に渡来人がわたってきて、日本人にそのような遺伝子を持った人の血が混ざりました。この証拠に、アイヌの人々は縄文人の血が濃く流れているため、酒に弱い人が少ないのです。この他、渡来人の比率が高い近畿地方はお酒に弱い人の人が多い傾向があるようです。
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