世界中で飲まれるワイン(6)
ワインはぶどうの品種、作られる土壌、栽培方法、気候,収穫時期,製造法,貯蔵法などによって様々な味わいが生まれます。ワインの個性を明確に打ちだしその品質を保つためには、生産地域を限定して規制していく必要が生じます。このために「ワイン法」という法律が設けられおり、品質にもとづいて格付けが行われています。この法律ができたのはワイン大国フランスであり、1930年代に設けられました。
最高の格付けはAOCと呼ばれるものです、生産地域,ブドウ品種,醸造法,栽培法,生産量などが厳しく規定されています。また、国立原産地名称研究所の検査をクリアするという高いハードルが設けられており、現在約400の原産地がAOCに認定されています。
現在はフランスだけではなく、EU加盟国のワイン生産国ではワイン法に基づいた格付けをすることが決められています。これによってそれぞれの名称を関しておけば、初めて飲むワインでも大体の品質がわかるようになります。また、ワインの有名産地を語る偽物が流出することもなくなり、生産地では伝統、個性、品質を守ることが出来るのです。
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