世界中でのまれるワイン(4)
ワインが一躍脚光を浴びたのは、近年ポリフェノールの健康効果が注目されたことによります。赤ワインの原料となるのは黒ブドウであり、皮ごと使われるために独特の赤黒さが生まれます。この色はアントシアニンやタンニンの色素であり、これは皮や種を一緒に発酵させることで溶け出したものです。これらの総称がポリフェノールですが、高い抗酸化力を持っており、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの酸化を抑え、心臓病を防ぐ効果があります。また、ガンや老化も防いでくれる効果があるので、これが注目を浴びないわけがありません。
これは、研究者が赤ワインをひとりあたり年間60リットルも消費するフランス人には心臓病の患者が圧倒的に少ないことに注目した結果、わかったことでした。1994年のことでしたが、このあとからポリフェノールが注目されるようになり、ワインはかわだにいい飲み物として認識されるようになりました。ちなみに、白ワインにはポリフェノールは含まれていません。
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