世界中で飲まれるワイン(2)
しかし、ヨーロッパ中に広まったワインですが、不思議とアジアには広まっていませんし、むしろチリなどの南米やオーストラリアには伝わっています。これはどういうことでしょうか。これには大航海時代が大きく関係しています。
大航海時代、ヨーロッパの人々は世界各地に進出して植民地を広げていくのですが、この時にワインが広まっていくことになります。東半球や南半球にも広がって行きました。そして、ワインの広まりは現代でもとどまるところを知らず、世界各地で様々なワインが作られています。日本でも質の高い、個性的なワインがたくさん誕生していますね。
ただし、当然ながらワインを作るにはぶどうが必要であるため、いくら世界中に広がっているとは言え水はけ・日照などの条件が悪いためにぶどうの栽培ができない地域では生産できません。
ちなみに、日本ではぶどうは贈答などにも使われる食用の果物というイメージが強いですが、世界的に見ると生産されたぶどうの80%はワインの原料となり、そのまま食べられることはそれほど多くはありません。
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