世界中で飲まれるワイン(1)
世界中で親しまれるワインですが、その歴史を知っていますか?これまでも少しずつ紹介してきましたが、今回は本質的な部分に触れてみましょう。
ワインは広い意味で言えば、果物から作られる醸造酒のことです。しかし中でもぶどうを原料としたものが圧倒的に多いため、ワインといえば誰もがぶどうの醸造酒を思い浮かべるようになりました。なぜぶどうが圧倒的に多いのかというと、ぶどうにはブドウ糖や果糖が豊富であり、しかも皮には酵母がついており、潰しやすく、非常に簡単にアルコールを作ることが出来るからです。したがって、ブドウの栽培に適した地中海沿岸や西アジアにおいて、ワイン造りは盛んに行われてきました。
メソポタミアの先住民はシュメール人ですが、その遺跡の土器にはワイン造りの工程が描かれています。つまり、ワイン造りは8000年前にはすでに行われていたと推測できるのです。ワイン製造はエジプトやエーゲ海の島々に伝わっていき、ギリシャやローマに伝わり、キリスト教のミサには欠かせないものとなりました。ヨーロッパ各地でぶどうが作られるようになったのも、ワイン造りが大きな原因となています。
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