*

発酵って何?(2)

公開日: : 最終更新日:2015/01/20 お酒, 雑学

では酸素がある状態ではどうなるのでしょうか。酵母は、なにもわざわざ好き好んで無酸素状態でアルコール発酵をしているのではありません。酸素のないところで仕方なくアルコール発酵を行った結果、アルコールが得られるというだけです。もし酸素のあるところでは、アルコールをほとんど作らずに効率よくエネルギーを得ることができます。

たとえばブドウ糖1gを例にすると、酸素のない状態で行われるアルコール発酵では80calしか得られませんが、酸素のあるところでは1460calものエネルギーを得られるのです。この燃焼効率を見れば、アルコールを作るために、酵母菌は非常に気の毒な環境かで生活することを強いられているということになります。

微生物にはどこか無生物的なものを感じがちですが、よく見ると核があり遺伝子をもっている立派な生物です。きちんと生命活動も行いますし、生きています。その生物を過酷な環境かで働かせているのですから、お酒を飲む時には少しだけ酵母に感謝するようにしましょう。


sponsored link

関連記事

no image

ビールができるまで(3)

ここから、いよいよアルコールを造る作業に入ります。まずは1次発酵であり、これに1週間を要します。麦汁

記事を読む

no image

焼酎の効用

焼酎は日本人には馴染みが深いお酒です。筆者は特に九州の産なので、特に馴染みが深いですね。 しか

記事を読む

no image

ビールにまつわる笑える間違い

今から、ビールの原料にまつわる話をしますが、その前に一つ考えていただきたいことがあります。あなたは「

記事を読む

no image

カクテルで激しくシェイクする理由

バーでカクテルを注文すると、バーテンダーは専用のシェイカーに材料を入れ、激しい動作でシェイカーをシェ

記事を読む

no image

ビールができるまで(1)

ビールはビールでも、商品によって味が大きく違います。この違いはどこから生まれるのかと言えば、大麦がビ

記事を読む

no image

お酒好きの妖怪・酒吞童子(3)

女は、酒吞童子の恐ろしさをかたりました。酒吞童子は女をさらうと斬り裂き、生き血を飲んだり、食べたりし

記事を読む

no image

ビールに使われている水

お酒は飲み物であり、飲み物である以上は原料となる水にどのような水を使うかによって、おいしいお酒になる

記事を読む

no image

焼酎の甲類と乙類の違い(2)

このように、甲類は特徴のない、アルコール臭い、おいしくない焼酎です。 これに対して乙類はおいし

記事を読む

no image

お酒に関する資格(1)

お酒を愛してやまない皆様の中には、自他共に認めるお酒愛好家になるためにも、お酒の資格はないのだろうか

記事を読む

no image

焼酎の甲類と乙類の違い(3)

では、甲類焼酎と乙類焼酎はどのような違いによって香りや味の差が生まれているのでしょうか。それはひとえ

記事を読む

  • 2021年7月
    « 7月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
PAGE TOP ↑