*

お酒と微生物(2)

公開日: : 最終更新日:2015/01/09 お酒, 雑学

昔のお酒は非常に原始的な方法で発酵させていました。

そもそもお酒の発見は、熟しきった果実が地面に落ち、野生の酵母がそこへついて発酵を行い、それを食べた人がなんとなく気持ちよくなったことから、果実酒が作られたのです。ですから昔のワイン造りは、ぶどうを大きな桶にいれ、それを女性が踏んづけて潰し、そこに空気中を浮遊している野生の酵母が働いて発酵するという作られ方をしていたのです。

では穀物から作られるお酒はどうしていたのでしょうか。穀物は甘くないのに不思議ですよね。

これは生娘が口の中で穀物をかんで吐き出し、それが発酵していたのです。つまり、穀物を口の中でかんだとき、穀物のデンプンに唾液に含まれるアミラーゼという酵素が働き、糖化という現象が起きます。これによって穀物が糖分をもち、それに野生の酵母が働いてお酒が作られていました。

昔は巫女を務めるのは生娘であったように、神様にも捧げるお酒を噛む役割はすべて生娘の仕事でした。


sponsored link

関連記事

no image

日本人と酒 14

古代の酒盛りは神聖なものでしたが、それは時代とともに変わってきました。それは酒の醸造技術が進歩し、そ

記事を読む

no image

お酒を健康に役立てる(4)日本の薬酒

日本も薬酒の歴史はかなり古いものを持っています。その証拠として奈良正倉院の文書の一つには薬酒に関する

記事を読む

no image

日本人と酒 2

さて、ヤマタノオロチとはどのような怪物であったのか。古事記にはこのように書かれています。 &n

記事を読む

no image

芋焼酎に使われる麹

芋焼酎の銘柄を見ると、黒霧島、黒伊佐錦等と言う風に、黒と名のついたものが非常に多くあります。これは、

記事を読む

no image

ビールができるまで(3)

ここから、いよいよアルコールを造る作業に入ります。まずは1次発酵であり、これに1週間を要します。麦汁

記事を読む

no image

泡盛について(2)

次に、泡盛の歴史を見ていきましょう。泡盛の歴史は波乱に満ちています。 例えば、泡盛の歴史を語る

記事を読む

no image

甘酒はなぜ甘いか

甘酒はとても甘いお酒です。最近の甘酒にはアルコールがなく砂糖を加えて作っているものもありますが、本来

記事を読む

no image

日本酒はなぜ冬場に仕込むのか

日本酒が仕込まれるのは、11~3月の厳寒期であり、この時期に仕込むため「寒仕込み」と言います。では、

記事を読む

no image

缶ビールのおいしい飲み方(1)

家で缶ビールを飲む人は多いものですが、缶ビールをおいしく飲むポイントを押さえているでしょうか。ここで

記事を読む

no image

オンザロックビールのすすめ(1)

さぁ、ビールが美味しい季節になりましたね。休日はビアガーデンでビールを飲むという人も多いと思いますが

記事を読む

  • 2020年6月
    « 7月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
PAGE TOP ↑