適度なお酒で健康増進(1)
「お酒は適度に飲めばとても体にいいものだ」
こんなことをよく言いますが、では適度とはどれくらいの事を言うのでしょうか。このことは厚生労働省とアルコール健康学協会が明確な量を出しています。
まずは社団法人アルコール健康学協会が打ち出す量です。この量を示すとき、「単位」という単語を用います。これは、純アルコール量に換算したときの量を指し、1単位は純アルコール量換算で約20~25gとされています。アルコール健康学協会では1~2単位の飲酒が適切であるとしているので、お酒を種類別に1単位の量を表記すると、
・ビール(アルコール度数5度)→中瓶1本(500ml)
・日本酒(アルコール度数15度)→1合(180ml)
・焼酎(アルコール度数25度)→0.6合(110ml)
・ウイスキー(アルコール度数43度)→ダブル1杯(60ml)
・ワイン(アルコール度数14度)→4分の1本(180ml)
・缶チューハイ(アルコール度数5度)→1.5缶(520ml)
くらいが一日辺りの適切な量とています。
そして厚生労働省では国民健康づくり運動のなかで1日当たりの適切な飲酒の量は1単位であるとしています。
・・・これじゃ少ないって思う人は筆者だけじゃないでしょう。そのような人は少しお酒が強い人でしょうから、3単位くらいは飲んでも大丈夫だと思います。
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