*

ビールができるまで(2)

公開日: : 最終更新日:2014/05/09 お酒, ビール

アミラーゼが十分につくられたら、次は焙燥(ばいそう)という工程に入ります。簡単にいえば乾燥させる作業であり、芽の成長を一定の長さのタイミングで止めるために行います。このとき、焙燥の温度が高ければ高いほど、色の濃いビールとなります。

第三段階は仕込です。乾燥させた麦芽を粉末状にして50度くらいのお湯につけて、その液をろ過することによってでんぷんや酵素を抽出し、「麦汁」というものを作ります。この麦汁をさらに50度くらいに温めて1時間ほど待つと、麦芽の中にあるタンパク質が分解されます。ここからさらに67度くらいに温度を挙げて時間ほど待つと、第一段階でつくっておりたアミラーゼの働きが活発になり、麦汁に含まれるでんぷんを糖分に変えます。十分に糖化したならば、さらに温度を78度まで上げてアミラーゼの働きを止めます。

こうしてできた麦汁は、100度で1~2時間ほど煮沸され、この時に苦みホップを入れて苦みを出します。そして煮沸が終わってから香りホップを入れて香りづけをします。これが仕込と呼ばれる工程で、約一日を要します。

各ビールの味の違いは、仕込みの段階で大きく表れることとなるでしょう。すなわち苦みが強いビール、香り高いビールなどは、用いるホップの種類や量で大きな差を生むことになるからです。

 


sponsored link

関連記事

no image

新しい日本酒の飲み方・サケボム

海外の若者たちの間では日本酒の新しい飲み方として「サケボム」と言うものが流行りつつあります。起源は韓

記事を読む

no image

日本人と酒 12

田舎に残っている風習を見ても、古代の酒盛りが残っています。たとえば結婚式の席などで、酒が1升も2升も

記事を読む

no image

秋田県を代表する日本酒(1)

東北に位置する秋田県は日本有数の米どころであり、日本酒造りも盛んな土地です。秋田の日本酒にはおいしい

記事を読む

no image

酔っ払いと他の生き物

酔っぱらいというものは、時に人間と他の生き物の関係における均衡を崩してしまいます。その例を2つほど見

記事を読む

Unknown-2

ビールに合うおつまみ・食事

前回、日本酒に合うおつまみ・食事を紹介致しました。 と言っても基本おつまみの話しかしていませんが(

記事を読む

no image

スパークリングワインの醸造法

ワインの一種に炭酸入りのワイン、すなわちスパークリングワインがあります。これを作るためには、製造され

記事を読む

no image

冬に飲みたいお酒(1)

夏に飲みたいお酒といえば何といってもビールであり、モヒートなども最近では人気です。では、冬はどのよう

記事を読む

no image

お酒に強い人と弱い人(1)

世界の人種を大別すると、モンゴロイド、ネグロイド、コーカソイドに別れ、日本人はモンゴロイドに含まれま

記事を読む

no image

日本人と酒 16

今では、酒を買ってきて家で夜のむ独酌のことを「晩酌」と言いますね。以前はこれを「おしきせ」と言ってい

記事を読む

no image

お酒の妖怪・のた坊主(1)

日本人の思想の発露の一形態として、筆者は妖怪と言うものに大変な興味を抱いています。お酒のコラムを書く

記事を読む

  • 2022年5月
    « 7月    
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031  
PAGE TOP ↑