ビール・発泡酒・第3のビールの違い(2)
○発泡酒
次に発泡酒について解説します。筆者もキリンの淡麗をよく飲みますが、ビールは高いから発泡酒で間に合わせておくと言う人は多いのではないでしょうか。
発泡酒とは、麦芽の使用率が3分の2以下であり、副原料もビールの際に規定されているもの以外を使用して作られています。普通のビールよりも50円くらい安いですが、これは麦芽の使用量がビールよりも少ないことでコストが抑えられるほか、酒税法が大きくかかわって安くなっています。
つまり、酒税法における酒税は麦芽の使用率によって分けられており、麦芽の使用率が50%以上、25%以上50%未満、25%未満の3段階で分けられているのです。つまり、麦芽の使用率が3分の2未満に抑えられる発泡酒は50%未満の使用率に抑えることができるため、酒税もビールに比べて、安く流通できるのです。
ビールと飲み比べるとどうしても味の濃厚さなどで劣ってしまいますが、ビールに限りなく近い飲み物と言うことができるでしょう。
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