日本酒のラベルの見方(2)
2、精米歩合
これは、原料米がどれくらい精米されたものであるかを示すものです。精米歩合が低く、米粒の中心に近い部分が原料になればなるほど、雑味のないすっきりとした日本酒に仕上がります。つまり、精米歩合として表記されている値が低い日本酒ほど上質な日本酒であると言うことです。目安としては、精米歩合が60%以下の日本酒は吟醸酒、50%以下の日本酒は大吟醸酒となります。
3、仕込水
これは仕込のための水、つまり醸造の際に使われる水はどのような水であるかを示すものです。やはりアルコール飲料にしろ、ノンアルコール飲料にしろ、飲料である以上は仕込に使われる水の味は製品の味そのものを左右する大切な要素となります。そのため、仕込水にはこだわった日本酒であるに越したことはありません。
目安としては、硬水であればリンやカリウムといったミネラル含有量が多いため辛口の日本酒になり、軟水で仕込めば甘口の日本酒になります。この点も日本酒を選ぶときには重視していきましょう。
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