飲みニケーションのすすめ(1)
飲みニケーションという言葉は今や死語となってしまいました。これは「飲み」と「コミュニケーション」を組み合わせて作った造語であり、仕事が終わってから同僚や先輩・後輩とお酒を飲み、職場内での人間関係を円滑にするためのものでした。
しかしバブル期以降、安易な欧米的個人主義に染まった日本人は飲みケーションを次第に否定するようになり、さらにはこれまた欧米的な成果主義の流入によって同僚は仲間ではなくライバルとなりました。飲みニケーションが減少すると、職場での人間関係は希薄になり、さびしいものになりました。
こうして飲みニケーションは減少して言ったのですが、最近では見直されつつあります。社内での飲み会に補助金を出す企業もあるほどです。かつてはビジネスマンにとっては酒の席での付き合いは必須とも言えるもので、飲みにケーションによって作られる人間関係は日本企業の強みでもあったのです。それが次第に見直され、最近また少しずつ、飲みニケーションという言葉もちらほらと聞かれるようになってきました。
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