焼酎の甲類と乙類の違い(2)
このように、甲類は特徴のない、アルコール臭い、おいしくない焼酎です。
これに対して乙類はおいしい焼酎です。なぜおいしいのかと言えば、芋焼酎ならば芋、米焼酎ならば米、麦焼酎ならば麦、蕎麦焼酎ならば蕎麦というふうに、原材料の個性がはっきりと焼酎の中に現れているものだからです。甲類に比べて銘柄の数が非常に多く、原料の風味の違いを楽しむことができます。
したがって、甲類がサワーなどにして飲むのに対して、乙類はロックや水割り、お湯割りにすることで香りを楽しむ飲み方が一般的です。本格焼酎という言い方もされ、ほとんどが九州で作られています。
九州で宅飲みをする時には乙類焼酎を飲むのが非常に好ます。おそらく、お酒を飲む人が家にいない等の特別な事情がない限りは、九州のほとんどの一般家庭には乙類焼酎が常備されていることでしょう。
筆者の実家は福岡にあり、学生時代は熊本で過ごしましたが、やはり一番よく飲んだお酒は焼酎です。
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