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泡盛について(4)

公開日: : 最終更新日:2014/12/24 お酒, 焼酎

アメリカから泡盛をつくれといわれた酒造関係者たちは、廃棄処分した米、砂糖、チョコレートなどを原料とし、酵母はイースト菌で代用し、蒸留機は焼け跡から掘り起こした物を使って泡盛造りを試みましたが、黒麹菌がないのでは泡盛は作れません。

しかし、酒造関係者の一人が焼け跡の灰の中からニブロクというゴザの一種を見つけます。黒麹菌はニブロクの上で作られていたため、ひょっとしたらニブロクの戦意の中に黒麹菌が残っていないものか・・・と一縷の望みをかけ、ニブロクに蒸し米をまぶしました。

すると24時間後、蒸し米が真っ黒に変色しているではありませんか。見事蒸し米に黒麹菌が繁殖し、黒麹菌を再び手に入れることができたのです。

約10万人の一般住民を殺害したアメリカの凄惨な暴力にも屈しなかった黒麹菌は、今もせっせと泡盛造りのために働いているのです。泡盛を飲む時には、せっかくですから泡盛の歴史に思いをはせながら飲んでみるとよいのではないでしょうか。


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