*

タスト・ド・パンとは

公開日: : 最終更新日:2014/05/22 お酒, ワイン

ソムリエの格好を見ると、首から灰皿のような容器をぶら下げているのを見たことがあるかと思います。この容器は「ダスト・ド・パン」といい、今でこそソムリエの装飾品のような扱いとなっていますが、元はフランスのブルゴーニュ地方の酒蔵で利き酒のために用いられていた容器なのです。写真によってはタスト・ド・パンをぶら下げていないソムリエも見受けられますが、これをぶら下げた姿こそが正装となります。

よくみると、この容器には凹凸があります。これはなぜかと言うと、ワインをこのくぼみに注いで光を当てると、ワインの状態がよくわかるからです。まだ照明器具が発達していなかった頃には、薄暗い酒蔵のなかでワインの状態を知るために、ろうそくの火を頼りにしてチェックする必要がありました。そんなとき、タスト・ド・パンが実に役立ったのです。

現代では照明が進歩したため、タスト・ド・パンが用いられることはなくなり、ソムリエの証、飾りとして首から下げるものとなりました。現代でワインの状態をチェックするときには、ワインをグラスに注いでチェックしています。

 


sponsored link

関連記事

no image

日本酒はなぜ冬場に仕込むのか

日本酒が仕込まれるのは、11~3月の厳寒期であり、この時期に仕込むため「寒仕込み」と言います。では、

記事を読む

no image

カクテルで激しくシェイクする理由

バーでカクテルを注文すると、バーテンダーは専用のシェイカーに材料を入れ、激しい動作でシェイカーをシェ

記事を読む

no image

バーで飲むこと~バーの醍醐味~

バーはただお酒を飲んで酔っ払う場所ではありません。バーの醍醐味は、バーテンダーと仲良くなることです。

記事を読む

no image

メキシコ流のテキーラの飲み方

  テキーラはショットグラスでストレートで飲むイメージを持っている人もいることでしょ

記事を読む

no image

ビール腹の真実(2)

ビール腹のイメージから、ビールは高カロリーのように思われています。しかし、実はビールのカロリーは低い

記事を読む

1syoumasu-hinoki

升酒の正しい飲み方

最近では升酒でお酒を飲むことはほとんどなくなりましたが、今でも何かの祝いの際には升酒を飲む習慣があり

記事を読む

no image

焼酎の甲類と乙類の違い(2)

このように、甲類は特徴のない、アルコール臭い、おいしくない焼酎です。 これに対して乙類はおいし

記事を読む

no image

キューバリブレの話(1)

キューバのカクテルにキューバリブレと言うものがありますが、キューバリブレはキューバが独立する歴史の途

記事を読む

1990724

ワインとグラス(2)

・まろやかで甘い白ワイン 次に白ワインですが、まろやかで甘味があり、フルーティな香りを持ってい

記事を読む

Unknown

赤ワインの染み抜き

赤ワインを飲む際は、衣類にこぼしたりしないように注意を払って 飲まなければいけないと思います。

記事を読む

  • 2020年9月
    « 7月    
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  
PAGE TOP ↑