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日本人と酒 18

公開日: : 最終更新日:2014/12/24 お酒, 酒の歴史

ここまで述べてきたとおり、日本人と酒というものは太古の昔から密接な関係があります。スサノオノミコトのヤマタノオロチ退治にしろ、神武天皇の御東征にしろ、ヤマトタケルノミコトのクマソタケル討伐にしても、酒がなければより大きな困難を強いられたことでしょう。このことから、日本民族にとって、酒は非常に神聖なものであると言うことが分かります。

また、日本人の酒の伝統的な飲み方や変遷を見ることでも、日本人と酒の関係がいかに密接であったかが分かったと思います。

 

ただ酔いたいから、ただおいしいからという理由で飲むのも良いでしょうが、せっかく日本人と酒の関係を学んだのですから、お酒を飲むと言うことを神祭りにまで昇華させるように努めるとよいと思います。つまり、酒を飲むことによって人と人との結びがあるのだということを心がけて飲むようにしましょう。

お酒の席でいつも愚痴ばかりこぼしてはいないでしょうか。そのようなものは本来のお酒のたしなみ方ではありません。お酒というのは本来、神と人、人と人が結びつき面足るとなるために楽しく騒いで飲むものです。このように飲んでこそ、酒の本来の効用を十分に享受することができるのです。

これからは、お酒を飲むときには頭の片隅にこれまで話したことをとどめ、飲んでほしいと思います。また、お酒の席の話しのネタとしてこれらが広まれば、日本人と酒の関係を古き良きものに戻していく助けになると思います。


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