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日本人と酒 7

公開日: : 最終更新日:2014/12/24 お酒, 酒の歴史

神武天皇御東征の場合にも酒の力が発揮されています。このときは戦中におこなわれました。

土蜘蛛と呼ばれる凶悪な賊軍が神武天皇の軍に強力に抵抗していたため、この征伐に苦心された神武天皇は、賊軍の将兵を招いて非常に大きな酒盛りを開催しました。大剣を佩いた将兵に接待をさせ、飲めや歌えやのたいへんにぎやかな酒盛りにしておおいに飲ませ、「合図の歌を聞いたら一斉に斬りかかれ」と打ち合わせておきました。

そして指揮官の道臣命が

「忍坂の大室屋に、人澤に来入り居り、人澤に来入り居りとも、みつみつし久米の子が、頭椎石椎もち、今討たばよろし(忍坂の大きな土室に、人がたくさん集まって入っている。どんなに多くの人がはいっていても、勢い盛んな久米部の兵士〈天皇の兵士〉たちが、頭椎や石椎の大刀をもって、討ってしまうぞ)」

と歌うと、接待をしていた将兵は一斉に立っていとも簡単に敵の将兵を全滅させてしまったのです。

まともに土蜘蛛を討伐していたのであれば、目的完遂までに味方も甚大な被害を受けるかもしれず、そうなれば天照大御神の子孫である天皇が治めるべき日本を統一するのに少々問題が生ずる。だからこそここで酒の力を用い、味方の被害を最小にとどめつつ、敵を徹底的に打ちのめしたのです。


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