*

日本人と酒 3

公開日: : 最終更新日:2014/12/24 お酒, 酒の歴史

さらに言うならば、スサノオノミコトはヤマタノオロチを退治した後に、その尻尾を切り裂いて三種の神器の一つである草薙の剣を取り出します。神代から人代に代わってからは、スサノオノミコトの化身ともいわれるヤマトタケルノミコトが草薙の剣を受け継ぎ、その時代におけるヤマタノオロチとも言われる蝦夷を討伐したことは、古事記を知る人ならばわかると思います。

このことをただの物語としてではなく、より深い点において理解することが大切です。つまり、スサノオノミコトが酒によって平らげたヤマタノオロチの尻尾から出てきた剣が、後世再び活躍し、今でも三種の神器として祀られているということです。三種の神器は御皇室の象徴的なものであり、御皇室は日本民族全体の象徴であることを考えると、日本人と酒というものが、いかに切っても切れない関係にあるかということが分かると思います。

したがって、日本人にとって酒は大変貴重で神聖なものと考えられています。殊に神道においてそうです。

神道での神饌(お供え物)は、尊いものから順番に並べるならば酒、水、米、塩、魚、干物、野菜、果物となります。酒は神話の中から見ても非常に重要なものであるほか、水と米の力を合わせ持ったものとしても尊ばれているのです。


sponsored link

関連記事

no image

芋焼酎に使われる麹

芋焼酎の銘柄を見ると、黒霧島、黒伊佐錦等と言う風に、黒と名のついたものが非常に多くあります。これは、

記事を読む

no image

ビールのお供にザワークラウトを

ザワークラウトはドイツの国民食とも言うべきもので、ドイツ料理に頻繁に登場するキャベツの漬けものなので

記事を読む

no image

アルコール依存症の恐怖

アルコール依存症は、昔は意志が弱い、だらしがない、道徳観が低いなどというマイナスイメージがつきまとっ

記事を読む

no image

お酒好きの妖怪・酒吞童子(7)

酒吞童子が奥に引っ込み、座には鬼たちと頼光一行が残ることになりました。頼光たちは神便鬼酒を周囲の鬼た

記事を読む

no image

フランスのお酒はフレンチとともに

フランスのお酒と言えば、ワインです。フランス人にとってはワインは非常に身近な存在であり、フランス人は

記事を読む

mo_main_img03

日本酒の管理・保存(1)

日本酒を家庭で飲むと言う人も多いと思いますが、はたして適切に管理・保存できているでしょうか?日本酒は

記事を読む

no image

お酒を健康に役立てる(1)養命酒

日本人なら誰でも知っている薬酒といえば養命酒でしょう。ドラッグストアに行けば置いてあるロングセラー商

記事を読む

no image

ワインの歴史

ワインをはじめとする果実酒の歴史は非常に古いものです。推測に依れば、落ちた果実が自然に発行したものか

記事を読む

Unknown

赤ワインの染み抜き

赤ワインを飲む際は、衣類にこぼしたりしないように注意を払って 飲まなければいけないと思います。

記事を読む

no image

日本人と酒 9

食糧事情が現代ほど豊かでない古代においては、米を使って作る酒は貴重なものでした。そのため、普段から飲

記事を読む

  • 2020年10月
    « 7月    
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
PAGE TOP ↑