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日本人と酒 2

公開日: : 最終更新日:2014/12/24 お酒, 酒の歴史

さて、ヤマタノオロチとはどのような怪物であったのか。古事記にはこのように書かれています。

 

「頭尾各八岐あり。眼は赤酢醬のごとし。松栢背上に生ひて、八丘八谷の間に蔓延れり」

 

つまり、頭は八つ、しっぽも八つで、長さは山を八つ、谷を八つにまたがるほどの巨大な怪物ということです。そして体はコケに覆われて檜や杉、松が生えています。イメージとしては東海道新幹線の列車の10倍くらいの長さと太さがあって、頭としっぽが八つずつある巨大な大蛇と考えればいいでしょう。

神話では、この大蛇をやっつける存在をスサノオノミコトとしています。頭からやっつけようとすると尻尾でやられ、尻尾からやっつけようとすると頭でやられ、体からやっつけようとすると頭としっぽでやられます。このような巨大な怪物を退治できる神様はスサノオノミコト以外にはいないとしたのでしょう。たとえば非常に力持ちの神であるタヂカラオノミコトを持ってこなかったのは、飛びぬけた知勇を兼備した神様でなければならなかったのです。

古来立派な男性の理想像としてスサノオノミコトが引き合いに出されてきたのは、ヤマタノオロチのような怪物さえも退治してしまうような大智勇を理想像としたからなのです。


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